株式会社リクルートキャリアは2019年卒の学生を対象とした「就職白書2019」をもとに、どのような情報収集行動によって入社先の納得度に差が生まれるのか分析した『入社先への納得度を高める要素』を調査した結果を発表した。
それによると情報収集手段実施別入社予定企業の納得度の1位は「個別の企業・各種団体の説明会・セミナー」78.0%、2位「就職情報企業が主催する合同企業説明会・セミナー」74.0%、3位「インターンシップ」71.7%であった。情報収集手段有無別の納得度で、実施者と非実施者で最も納得度の差が大きかったのは「個別の企業・各種団体等の説明会・セミナー」21.8%、次いで「インターンシップ」19.8%となった。一方でインターンシップ経験の有無による内定率には大きな差はなく、インターンシップを実施しなくても内定にはつながるが、納得度には大きな差が発生していることがわかる。
セミナーの開催やホームページでの情報開示、OB・OGなどの接触による情報提供が入社先の納得度を高めている。参加しやすい説明会の工夫、OB・OG訪問の適切な担当者の選出等、企業の情報開示の方法を充実させ、納得度を高めることで新卒者の離職防止に役立てたい。
■参考:株式会社リクルートキャリア|就職白書2019|
https://www.recruitcareer.co.jp/news/pressrelease/2019/190225-01/