Weeklyコラム 中古品の扱い方

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野球少年が新品のグローブを買ってもらって喜んでいる場合もあれば、使い古したグローブをそれ以上に大切に使っている場合もある。一般に、中古品は新品に比べて値段が安いが、古くて希少価値でもあれば中古品の方がずっと高い物も珍しくない。古い玩具・装飾品や歴史的生活雑貨のように、個人の郷愁・趣味・思い出等を満足させる物に高い価値観を持つ事もよくある。

現在、中古品は古書店・中古車販売店・リサイクルショップ・質店等で扱っている。新品の販売店と根本的に違う点は、商品の多くをお客から仕入れる事である。つまり、お客が関連店舗に売った商品(商品の鑑定と査定がある)が再び陳列・販売されるのである。一度お客自身が購入・使用した物が別のお客に販売される。新品には無い安心感と親近感を覚えるのかもしれない。

筆者が中古品店を指導する場合、重視している事は、どんなに古くて粗末な商品であっても、十分な清掃をして両手で丁寧に扱う事である。このような態度はお客に伝播するようで、中古品店だからと言ってお客が商品を乱暴に扱うような様子は全く無い。中古車販売店においても、常に洗車を十分にしているかどうかで売れ行きが違うものである。お客に、陳列品は自分達が使っていた物という愛着があるようだ。