帝国データバンクは「全国メインバンク調査」結果を発表した。それによると、業態別で、都市銀行(三菱UFJ,三井住友、みずほ、りそな、埼玉りそな)のシェアが前年を0.13ポイント下回り19.87%となった。
調査開始した2009年以来一貫して減少傾向が続いており、初めて2割を下回った。一方、地方銀行のシェアは39.65%で、10年連続でシェアトップとなった。地域別では9地域中5地域(東北、北陸、中国、四国、九州)で地方銀行のシェアが過半数を占め、九州では全地域で唯一の7割台となった。(18年10月末企業概要DBを基に集計・分析)
金融機関におけるメインバンク社数の全国トップは三菱UFJ銀行となった。企業数は10万824社で、調査開始以降10年連続のトップ。2位は三井住友銀行の7万9888社、以下、みずほ銀行(6万3902社)、りそな銀行(3万477社)、で上位4行はいずれも都銀。5位は北海道を地盤とする地銀の北洋銀行(2万4730社)、6位は千葉銀行(2万1227社)、7位は福岡銀行(2万1154社)だった。各都道府県別に企業がメインバンクとして認識している金融機関を見ると、東京、大阪、埼玉、愛知、兵庫の5都府県で、都市銀行がシェアトップとなった。