毎日、仕事や勉強を何となく始めて何となく止めているが、必要な事をやり遂げる持続力はどのようにして生まれるのか。意志堅固な人もいるが、大抵は適当な所で中断しながらどうにか仕上げているようだ。
例えば、科目別時間割により勉強を計画的に進めようとして、思い通りにならず悩んだ経験があるであろう。着手に躊躇したり、短時間で厭きてしまったり、つい勉強以外の事をしてしまったり、と。
筆者は、予め優先的にやるべき事を決めておき、とにかく時間通りに着手する事を必死に守る(実は、これが一番困難)。重要な仕事は、前以て通過点(成果のポイント)を確認して取り掛かり、一つでも通過したら適当に力を抜く(休憩したり、別の事をしたりする)。どんなに集中しても同じことを3時間以上続けることを禁じる。注意すべきは、仕事の途中で集中力が落ちた時、いつかしようと思っていた仕事に気づき、優先順位の低い仕事に逃げてしまうなどである。問題は、仕事に集中している時に予定外の訪問者や難しい電話等があったような場合である。その時間が短くても、仕事に戻って集中するまでに長い時間を要する場合が多い。中断は休憩時間を取ったと割り切り、別な仕事を少ししてから元の仕事に戻るなども一つの手法である。