H29・民間給与実態統計調査 給与総額8兆円弱増加―国税庁

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国税庁は先般、平成29年分民間給与実態統計調査結果を公表した。事業所の源泉徴収義務者数は353万件で、前年から0.5%の微増。給与所得者数は5,811万人で、 前年より67万人増加した。

民間の事業所が支払った給与の総額は215兆7,153億円で、前年から7兆8,498億円と3.8%の増加を見せた。源泉徴収された所得税額は10兆390億円で前年から6.5%増となり、給与総額に占める税額の割合は4.65%となった。 給与所得者数は4,945万人で、1.6%の増加。男性2,936万人、 女性2,009万人で、女性の前年比増加率はほぼ横ばい。給与総額は213兆7,167億円で、前年比4.1%の増加。男女別では男性4.6%増、女性2.7%増となった。

正規・非正規の別では正規4.8%増、非正規0.1%減。平均給与は432万円で、前年から2.5%の増加。男性は2.0%増の532万円、女性は2.6%増の287万円となり、正規は1.4%増の494万円、非正規は1.7%増の175万円。業種別にみると、「電気・ ガス・熱供給・水道業」の747万円が1位で、次が「金融業、保険業」の615万円、最も低いのは「宿泊業、飲食サービス業」の253万円と、いずれも前年と同じ並びとなった。

■参考:国税庁|平成29年分民間給与実態統計調査結果について|

http://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2018/minkan/index.htm