民間金融機関との協調融資 昨年よりさらに増加-日本公庫

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日本政策金融公庫(日本公庫)は、平成29年度の協調融資実績を発表した。平成28年度が前年比件数・金額とも2割から3割アップと大幅に増加したが、平成29年度はさらに件数23,080件(前年対比117%)、金額7,505億円(同102%)と前年を上回った。

連携分野別にみると、小規模事業者(創業等)の実績は、信用金庫が8,999件、980億円でトップ、次の地方銀行の4,606件、544億円におおきく水をあけている。以下第二地方銀行の2,658件303億円、信用組合の1,666件171億円となっている。中小企業(再生等)対象の場合は、地方銀行の1,565件1,755億円がダントツとなり、他は信用金庫の697件606億円、都市銀行の472件669億円、第二地方銀行の444件412億円となっている。農林漁業も地方銀行が403件697億円と実績を残しているが、トップシェアは「その他」の546件622億円となった。融資額の実績は都市銀行が件数に比して324億円と目を引く。

また、協調融資商品の創設実績としては、164機関と201の商品が創設された。創業や事業再生、事業承継、農業、ソーシャルビジネス、女性等の広い分野と多様な組み合わせで実施されている。

■参考:日本政策金融公庫|民間金融機関との協調融資 29年度実績は前年度比約2割増の2万3千件|

https://www.jfc.go.jp/n/release/pdf/topics_180529c.pdf