福島県と山形県はそれぞれ4月1日に、地域医療連携推進法人を認定した。福島県は4法人からなる「医療戦略研究所」。山形県は、地方独立行政法人山形県・酒田市病院機構や地元医師会等など9法人からなる「一般社団法人日本海ヘルスケアネット」。
「医療戦略研究所」は、推進区域はいわき市。参加法人は○医療法人社団正風会○社会福祉法人正風会○社団医療法人容雅会○医療法人社団木田医院。代表理事は正風会理事長の石井正三氏。各参加法人の医薬品・医療機器購入状況を調査分析し、共同購入による価格交渉を行う。また、今までの地域医療連携のノウハウを活用して、病床分担、連携を進める。退院後は、居宅介護支援事業所などとの連携を図り、病院と在宅ケアサービスとの一体的運用する体制を構築する。
「日本海ヘルスケアネット」は、推進区域は酒田市、鶴岡市、飽海郡遊佐町、東田川郡庄内町、東田川郡三川町と「庄内二次医療圏」全域だが、参加9法人は全て酒田市に所在。地方独立行政法人山形県・酒田市病院機構ほか、医療法人、社会福祉法人、地元医師会、歯科医師会、薬剤師会が揃って参加した。代表理事は、機構理事長の栗谷義樹氏。医薬品等の購入に関する共同交渉等は、当面は検討事項の見通し。
■参考:厚生労働省|地域医療連携推進法人一覧|
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000177753.html