2018年の不動産市況 金融機関の選別融資進む

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OSS会員研修「2018年の不動産市場展望」として、先般動画収録が行われました。概略を以下まとめました。

○全体として不動産マーケットは大崩れしないが、金融機関の選別融資が本格化し、金融情勢の影響でマーケットの動きに変化がみられる○消費者動向としては新規供給は低調で、現状新築マンションの価格がつり上がり、特に首都圏は一般的に手が出ない状態。高額マンションの売れ残りが増加している。ただし富裕層マーケットは高額でも好条件物件に集中

○中古マンションは絶好調で価格も上昇気味。低金利も手伝って家賃よりローンのお得感が広がる○賃貸は相続対策の供給増で空室が増加、利便性による格差が広がる○オフィス・店舗は供給ラッシュ、家賃はまだ抑えられている状態。商業施設やショッピングセンター等は厳しい状態。特に関西では2年前の空室率2%から13%に増加○投資利回り有利物件が少なく、サラリーマン投資家への融資が急ブレーキ

○土地需要はここ数年で一番の人気。オフィス、工場、ホテル、シェアハウス、介護等新たな需要が活発化○金融機関の姿勢に変化、選別融資の強化、住宅ローンから撤退した銀行もある。貸し手責任や回収リスク等の懸念増加。

ネット掲載は2月中旬予定です。