厚生労働省社会・援護局福祉基盤課は「社会福祉充実計画の承認等に関するQ&A」について追加・一部修正・補足した。新たに追加したのはQ&A18項目、既存の中身を一部修正・補足したのは実質的に4項目。30年度から適用する。
新規に追加されたものの中ですぐにでも役立ちそうなのは、「問55 社会福祉充実計画の承認に当たって、判断が難しい事例がある。当該事例ごとにその適否を示されたい。」と「問65 社会福祉充実計画の事業費が社会福祉充実残額を上回る場合、計画書における事業費等の記載方法如何。」
Q55のAは「将来の不動産取得のための積立て・資産運用」「従業員向けの退職金等に係る保険加入や給食の実施等福利厚生の充実」など16の事例を取り上げ、それぞれについて考え方を示し、〇△✕で各々の適否を判定している。Q65のAは、社会福祉充実残額2億円が生じた法人において、社会福祉充実残額以外に自己資金3億円を活用して施設を整備し、新規事業を実施する場合を紹介、基本的事項、事業計画、資金計画、事業の詳細の4項目について例示、記載例を参考にするよう促している。一部補足のうち「問69 社会福祉充実計画の変更は、どのような時期に行うべきか。」では長い“なお書き”が追加された。
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12000000-Shakaiengokyoku-Shakai/0000191933.pdf