6地域で地銀シェアトップ 三菱東京UFJ、9年連続首位

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帝国データバンクが発表した全国メーンバンク調査結果によると、9地域のうち北海道、東北、北陸、中国、四国、九州の6地域で「地方銀行」がトップシェアで、九州では7割に達していることが明らかになった。一方、関東、近畿、中部の大都市圏ではメーンバンク先の業態が分散している。同調査は10月末時点で実施した。

企業がメーンバンクとして認識している金融機関の全国トップは「三菱東京UFJ銀行」で、企業数は10万1680社となり、2009年の調査開始以降9年連続のトップ。全国シェアは6.94%。2位は「三井住友銀行」で7万9959社(シェアは5.46%)、3位は「みずほ銀行」で6万3861社(同4.36%)、4位は「りそな銀行」で3万377社(同2.07%)となった。都市銀行に続き5位となったのは北海道を地盤とする「北洋銀行」で2万4839社だった。

企業がメーンバンクとして認識している金融機関を業態別に見ると、地方銀行のシェアは39.12%でトップ。以下、信用金庫(シェアは23.21%)、都市銀行(同20.00%)、「第二地方銀行」(同10.78%)、「信用組合」(同2.50%)などの順。地方銀行のシェアは9年連続増加。都市銀行は調査開始以来、減少傾向が続いている。

■参考:帝国データバンク|全国メーンバンク調査(2017年)|

https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p171202.html