観光庁はこのほど、日本滞在中の利用宿泊施設の選択肢として平成29年7-9月期より「有償での住宅宿泊」を追加し、利用動向をとりまとめた。近年、訪日外国人旅行者の宿泊施設利用動向に変化が生じており、日本滞在中の利用宿泊施設において「その他」の利用率が上昇している。(平成28年10月-12月:6.4%から平成29年7-9月:15.4%まで増加)
訪日外国人旅行者の「有償での住宅宿泊」は12.4%で、なかでも観光・レジャー目的の訪日外国人旅行者は14.9%の利用率に増加する。「ホテル」宿泊が75.1%と断然多いが、「旅館」の18.2%に迫る勢いとなっている。
特色としては、(1)国籍・地域別の利用率は、「シンガポール」「フランス」「インドネシア」「オーストラリア」の順に多い(2)客層のうち、年代は「20代以下」の若年層、同行者は「家族・親戚」「友人」が多く、往復交通手段は「LCC」利用者が非利用者より多い(3)都道府県訪問率は、「大阪府」「京都府」が高い(3)旅行中にしたことは、「繁華街の街歩き」「テーマパーク」「日本のポップカルチャーを楽しむ」等が非利用者より多い、となっている。また「有償での住宅宿泊」利用者のうち、63.2%は住宅宿泊のみを利用している。
■参考:観光庁|訪日外国人消費動向調査~訪日外国人旅行者の「有償での住宅宿泊」利用率は12.4%~|
http://www.mlit.go.jp/kankocho/news02_000335.html