経済産業省はこのほど、「ID連携トラストフレームワーク・ビジネスコンテスト」の応募を開始した。
ID連携トラストフレームワークとは、本人同意のもと、安全な環境下で、組織間で、個人認証および属性情報を連携する仕組み。それにより、個人認証や属性情報管理の信頼性が向上するとともに、複数のオンラインサービスの連携による、複合的でオンデマンドに沿ったサービスの提供が実現できると期待されている。
政府は6月「世界最先端IT国家創造宣言」を閣議決定し、その戦略に沿って、オンラインサービスについての、プライバシー保護と利用者の利便性向上の両立を図る本人手続等の見直しが掲げられている。その解決策として、ID連携トラストフレームワークの枠組み構築が検討されている。
今回、ID連携トラストフレームワークを有効に機能させ、継続的なサービスの提供を目指すビジネスモデルを民間から募集し、実線面での明示を進める狙いだ。「2020年東京オリンピックを視野にいれた訪日外国人へのおもてなしサービス」を意識したモデルを重視し、当該プラットフォーム上での稼働を想定するもの及びビジネスアイデアのみのものどちらも募集する。応募受付は11月30日(日)まで。
■参考:経済産業省 | ニュースリリース
<http://www.meti.go.jp/press/2014/10/20141016004/20141016004.html>