建設会社工事受注高2年ぶり増 H28年度官需、民需とも好調

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帝国データバンクは平成28年度の主要上場建設会社60社の受注・業績動向調査結果を発表した。それによると、60社のうち個別受注高が判明している48社の受注高合計は前年度比3.5%増の13兆2528億3600万円で、2年ぶりに増加に転じた。官公庁と民間の受注高がともに好調だったことが主因だ。

受注高の内訳(官・民)が判明している35社では、「官公庁工事」の受注高は前年度比13.0%増の3兆1720億5800万円で2年ぶりに増加。受注高の増減率では、金下建設が前年度比142.7%増の大幅な伸びでトップ。次いでイチケン(108.0%増)、大豊建設(60.4%増)などが続く。一方、「民間工事」の受注高は前年度比4.9%増の7兆3018億2000万円となり、6期連続で増加傾向が続いている。受注高の増減率では、青木あすなろ建設の前年度比43.2%増がトップ。以下、鉄建建設(29.8%増)、五洋建設(23.4%増)などの順。60社の売上高(連結)合計は前年度比1.5%減の16兆993億5000万円だった。増収となった企業は24社、減収企業は36社だった。売上総利益率を各企業の平均でみると、平成28年度は12.7%で前年度から0.8ポイント上昇した。

■参考:帝国データバンク|2016年度 主要上場建設会社60社の受注・業績動向調査|

https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p170605.html