Weeklyコラム 接客は表情で決まる

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なぜ、良い笑顔は好かれるのだろうか。笑顔は相手を受入れる表情であり、歓迎する気持ちを表している。商売であれば、愛嬌があるから好かれる。第一印象は顔の表情や動作によって大抵決まると言われる。

「メラビアンの法則」によると、顔の表情や外見によって55%決まるとある(因みに、声音の感じが38%、言葉の内容が7%)。ところで、接客教育においては笑顔の重要性を強調する。元々笑顔が得意な人、普段はあまり笑顔をしない人、努力すれば笑顔が出来る人と、区々である。とくに、努力すれば笑顔が出来る人は、日頃の訓練や心掛けが重要だ。

例えば、次のような心掛けである。(1)心身の健康に注意して、いつも機嫌良く笑顔が出来るようにする(2)お客への感謝の気持ちをイメージして、謙虚な態度で応対する(3)笑顔は視線の方向・強さや口元等によって決まるが、時々鏡を見て表情の確認や反省をする、等である。

従来、接客教育の対象は、商店・飲食店・販売会社・旅館ホテル等の従業員が中心であった。しかし、近年は、タクシー運転手・病院の看護師や医師・小中学校教員・市役所職員・警察官等、従来はあまり接客教育に熱心ではなかった分野の関心が強まっている。お客様の利便性や快適性を重視すれば、当然の時流であろう。