顧客本位の業務運営で原則案 意見を呼びかけ―金融庁

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金融庁は、金融審議会市場ワーキング・グループが12月22日に公表した報告「国民の安定的な資産形成に向けた取組みと市場・取引所を巡る制度整備について」を踏まえ、顧客本位の業務運営に関する原則(案)をまとめ公表、同案について一般に意見を求めた。

原則(案)は(1)金融事業者は、顧客本位の業務運営を実現するための明確な方針を策定・公表するとともに、当該方針に係る取組状況を定期的に公表すべき。当該方針は、より良い業務運営を実現するため、定期的に見直されるべき(2)金融事業者は、高度の専門性と職業倫理を保持し、顧客に対して誠実・公正に業務を行い、顧客の最善の利益を図るべき。金融事業者は、こうした業務運営が企業文化として定着するよう努めるべき(3)金融事業者は、取引における顧客との利益相反の可能性について正確に把握し、利益相反の可能性がある場合には、当該利益相反を適切に管理すべき。金融事業者は、そのための具体的な対応方針をあらかじめ策定すべき(4)金融事業者は、名目を問わず、顧客が負担する手数料その他の費用の詳細を、当該手数料等がどのようなサービスの対価に関するものかを含め、顧客が理解できるよう情報提供すべき―など7カ条。意見の締め切りは2月20日。

■参考:金融庁|顧客本位の業務運営に関する原則(案)|

http://www.fsa.go.jp/news/28/sonota/20170119-1.html