経済産業省が日本企業の海外現地法人を対象に実施した4~6月の事業活動調査によると、海外現地法人の売上高(ドルベース)は2,721億ドルで、前年同期比で2.7%増加した。3期連続の増加となる。
地域別にみると、欧州が9.2%、北米が7.6%それぞれ増加、ともに4期連続のプラス。これに対し、アジアは1.1%減少、2期ぶりにマイナスに転じた。売上高DI(事業活動見通し)は、現状判断(7~9月)DIが16.5、先行き判断(10~12月)DIが16.3と、ともにプラス水準。ともに22期連続してプラス水準で推移した。前年同期との差では、現状判断DIがマイナス2.3ポイントと2期連続、先行きDIがマイナス1.3ポイントと3期連続でマイナスとなった。設備投資額は87.4億ドルで、前年同期比15.4%減少、2期ぶりに減った。地域別ではアジアが18.0%減と6期連続、北米が11.4%減とそれぞれ2期ぶりにマイナス。欧州は2.3%増で、2期連続のプラスだった。6月末時点の従業者数は394.3万人で、前年同期比1.4%増加した。2期連続のプラス。地域別では北米が9.1%増で12期連続、欧州が4.9%増で、4期連続でそれぞれプラス。これに対し、アジアは0.4%減で、8期連続のマイナスとなった。
■参考:経済産業省ホームページ | 海外現地法人四半期(平成26年4~6月期)調査を実施しました
<http://www.meti.go.jp/press/2014/09/20140924003/20140924003.html>