この国の未来を拓く年に 首相年頭記者会見で強調

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安倍晋三首相は1月4日、伊勢神宮参拝の後、年頭記者会見を行った。酉年がしばしば政治の大きな転換点になることに触れながら、「大切なことは、ぶれないこと」として、これまでの軸を貫き、「経済最優先、デフレ脱却に向けて金融政策、財政政策、そして成長戦略の三本の矢をうち続けて」行くと語った。

また、日本国憲法施行から70年という節目の年として、急速に進む少子高齢化、バブル崩壊以降20年近く日本経済に重くのしかかるデフレによる持続的成長の頓挫、冷戦の終焉から厳しさを増す日本を取り巻く安全保障環境に触れ、「こうした困難な課題から、もはや目を背けることはできません。」と強調。未来への責任を果たす時、として「未来に向かって、今こそ新しい国づくりを進めるとき」と語った。誰もがその能力を発揮できる一億総活躍社会の創造と、デフレ脱却から、日本経済の新たな成長軌道を確固たるものとする、とした。

最後に、南極と北極の間を、地球と月のほぼ3往復にあたる約200万キロを移動するキョクアジサシという鳥に触れ、日本人が自らの手で自らの未来を切り拓いていく、その気概が今こそ求められている、そして、本年をこの国の未来を拓く年とする、とまとめた。

■参考:首相官邸|安倍内閣総理大臣年頭記者会見|

http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/statement/2017/0104kaiken.html