レンタカー総売上高1兆円迫る 6割の企業増収―15年度調査

LINEで送る
[`yahoo` not found]

レンタカー業を主業とする企業の総売上高は2011年度以降増加を続け、15年度は9892億3900万円で、1兆円に迫っている-帝国データバンクが発表したレンタカー業者の経営実態調査で明らかになった。自動車を保有しない個人を中心とした需要のほか、訪日外国人観光客の増加で、レンタカー市場の拡大が続いている。

レンタカー業を主業する企業は2016年9月末時点で、256社ある。本社所在別で最も多かったのは東京都と沖縄県で21社、以下、北海道(20社)、愛知県(16社)、大阪府(13社)などが続いている。大都市圏のほか、国内外から観光客が訪れる沖縄県や北海道で、レンタカー業者が多い。256社の15年度の総売上高は11年度(8350億1200万円)の1.2倍の規模となった。増収・減収動向を見ると、約6割(152社)の企業が増収となった。

レンタカー事業を主業とする256社のうち、直営やFC加盟を含むレンタカーブランド別に見ると、「トヨタレンタリース」「オリックスレンタカー」「ニッポンレンタカー」など大手6ブランドで計148社、構成比57.8%だった。売上高構成比では、大手6ブランドが9049億1300万円で、全体の90%超を占めた。

■参考:帝国データバンク|レンタカー業者の経営実態調査|

https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p160904.html