H27年度民間給与調査 件数・額等ほぼ横ばい―国税庁

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国税庁はこのほど、平成27年分民間給与実態統計調査の結果を発表した。源泉徴収義務者のうち民間の事業所から抽出された2万789の事業所及び、それらの事業所に勤務する給与所得者30万9,674人より得た標本値から全体を推計した。

全給与所得者数は5,646万人(同1.0%増)、民間の事業所の源泉徴収義務者数は352万件(前年比0.4%増)。民間の事業所が支払った給与の総額は204兆7,809億円(同0.8%増)で、源泉徴収された所得税額は8兆9,898億円(同1.0%増)、給与総額に占める割合はほぼ横ばいの4.39%となった。

1年を通じて勤務した給与所得者は、4,794万人(同0.8%増)。平均給与は420万円(同1.3%増)で、正規は485万円、非正規は171万円となった。業種別では引き続き「電気・ガス・熱供給・水道業」(715万円)、「金融・保険業」(639万円)が高く、最も低いのは「宿泊業・飲食サービス業」(236万円)であった。源泉徴収により所得税を納税している者(以下、「納税者」)は4,051万人で、その割合は84.5%。納税者の給与総額は187兆9,094億円で、源泉徴収された所得税額8兆8,407億円が占める割合は4.70%となった。

■参考:国税庁|平成27年分民間給与実態統計調査結果について|

http://www.nta.go.jp/kohyo/press/press/2016/minkan/index.htm