H27年度法人税申告事績 黒字32.1%で5年連続増加

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国税庁はこのほど、平成27事務年度における法人税等の申告事績を取りまとめた。清算中法人を除いた法人数は304万8千(前年比0.9%増)、申告件数は282万5千件(同1.1%増)。申告割合は90.5%(同0.4ポイント増)で、申告所得金額の総額は61兆5,361億円(同5.3%増)、申告税額の総額は11兆3,844億円(同1.9%増)と、6年連続の増加を見せた。申告所得金額の総額は、今年度も過去最高となった。 

黒字申告件数は90万7千件(同5.9%増)、黒字申告割合は32.1%(同1.5ポイント増)で、いずれも5年連続の上昇。黒字申告1件当たり所得金額は、6,785万円(同0.6%減)であった。一方、申告欠損金額の総額は13兆7,118億円(同5.1%減)、赤字申告1件当たり欠損金額は715万円(同4.1%減)と、いずれも急な増加を見せた前年から再び減少に転じた。

連結法人数は1万3,675(同2.8%増)、申告1,607件(同5.2%増)であったが、申告所得金額の総額は10兆3,341億円(3.4%減)、黒字申告1件当たり所得金額は105億8,800万円(同10.6%減)と、いずれも大幅に増加した前年から一転し減少となった。

■参考:国税庁|平成27事務年度 法人税等の申告(課税)事績の概要|

http://www.nta.go.jp/kohyo/press/press/2016/hojin_shinkoku/hojin_shinkoku.pdf