独立社外取締役2名以上選任 8割近くの上場企業が実施

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東京証券取引所が公表した「コーポレートガバナンス・コードへの対応状況の集計結果」(2016年7月時点)によると、市場第1部・第2部(2,262社)でコーポレートガバナンス・コードの73原則のうち、9割以上をコンプライ(実施)している会社は84.5%であることが明らかになった。また、全原則をコンプライしている会社は21.0%となっている。

一方、最もエクスプレイン(説明)率が高かった原則は「議決権の電子化のための環境整備、招集通知の英訳」(補充原則1-2④)の55.7%だった。以下、「取締役会による取締役の実効性に関する分析・評価、結果の概要の開示」(補充原則4-11③)の45.0%、「中長期的な業績と連動する報酬の割合、現金報酬と自社株報酬との割合の適切な設定」(補充原則4-2①)の29.8%だった。

また、「独立社外取締役の2名以上の選任」(原則4-8)については、コンプライする会社が多くなっており、7月末時点では78.8%にまで上昇している。

なお、コーポレートガバナンス・コードとは、企業統治におけるベストプラクティスを示したもの。2015年6月から上場企業に対して導入されており、3,164社がコードへの対応状況を公表している。