従業員のキャリア形成は、本人の生涯労働における重要性はもとより、企業にとっても大きな意味を持つ。就労年数を重ねながらキャリアを積み、企業のより一層の生産性向上や産業構造の変化にも対応可能な人材に育ってもらう必要があるからだ。
厚生労働省では、平成24年度から従業員の自律的なキャリア形成支援に取り組む企業を募集し、優れた事例を表彰する「キャリア支援企業表彰」を実施している。今年度から、より多くの企業の応募を促すため、「グッドキャリア企業アワード」に呼称を変更、さらに受賞企業だけが利用できるシンボルマークを設定した。
今年の募集期間は8月1日から9月30日までだ。表彰の対象は、「グッドキャリア企業アワード」大賞として従業員の自律的なキャリア形成支援について、特に他の模範となる取組を総合的かつ継続的に推進し、その成果が顕著である企業。また「グッドキャリア企業アワード」イノベーション賞として自社における重要課題に取り組むため、労働者の自律的なキャリア形成支援について、対象者、取組手法などを重点化した上で、今後のさらなるキャリア形成支援の展開が見込まれるなど、特に他の模範となる取組を推進し、その成果が認められる企業だ。