修正国際基準の第2弾が公表 公正価値ヘッジ等を修正

LINEで送る
[`yahoo` not found]

企業会計基準委員会は7月25日、改正「修正国際基準(国際会計基準と企業会計基準委員会による修正会計基準によって構成される会計基準)」(JMIS)を公表した。公表日以後開始する連結会計年度から適用される。

改正修正国際基準では、(1)その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品への投資をヘッジ対象とした公正価値ヘッジのノンリサイクリング処理(2)キャッシュ・フロー・ヘッジにおけるベーシス・アジャストメント(ヘッジ会計におけるオプションの時間的価値の会計処理を含む。)について、「削除又は修正」することとしている。公開草案からは、ヘッジ会計におけるオプションの時間的価値の会計処理が「削除又は修正」する項目として追加されている。

そのほか、「削除又は修正」すべきとされている「その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品への投資をヘッジ対象とした公正価値ヘッジのノンリサイクリング処理」については、「削除又は修正」する方法として、時価ヘッジと同様の方法を許容すべきとの意見が寄せられていたが、リサイクリングの必要性に焦点をあてるなどの理由により、公開草案と同様、時価ヘッジと同様の方法は認めていない。