帝国データバンクが発表した英国進出企業実態調査結果によると、同国に進出している日本企業は1380社であることが明らかになった。業種別では、「製造業」が4割を占めている。同社は「国民投票による英国の欧州連合(EU)離脱選択で、同国に進出している日本企業をはじめ、多くの企業が離脱への対応を余儀なくされる」とみている。同調査は6月時点で実施した。
業種別に見ると、「製造業」が558社で最も多く、構成比は40.4%を占めた。以下、「卸売業」が258社(構成比18.7%)、「サービス業」が234社(同17.0%)、「金融・保険業」が159社(同11.5%)と続いている。業種細分類別に見ると、持ち株会社を含む「投資業」が73社でトップ。次いで「電気機械器具卸売業」(35社)、「受託開発ソフトウエア業」(29社)、「医薬品製剤製造業」(28社)などの順。年商規模別では、最多は「100億円以上1000億円未満」で407社、これに続くのが「10億円以上100億円未満」で355社だった。企業規模別では、「中小企業」が753社、「大企業」が627社。都道府県別では、「東京都」が760社で半分以上を占めた。2位は「大阪府」(117社)、3位は「神奈川県」(82社)だった。
■参考:帝国データバンク|イギリス進出の日本企業は1,380社~「金融・保険業」は159社進出、「離脱」の影響避けられず~
http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p160604.html