既報の通りJPBM民事信託検討会は、事例を中心に活発な意見交換を展開しております。7月23日(土)11:00~12:50においては全国統一研修会PartⅡ:中小企業分野として「民事信託の実務展開と今後の取り組み(JPBM民事信託検討会からの報告)」と題し検討会において取り扱った事例や論点をまとめて発表します。
検討会においてプロジェクトを組んだ会員弁護士・税理士の連携による事例(認知症の恐れがある不動産オーナーの保有不動産に対する管理会社を受託者にした民事信託事例、兄弟および孫に対する財産移転のシナリオ作り、信託財産不動産とそれ以外の不動産の取り扱い、金融機関への対応等)、また会員司法書士による不動産を信託財産とした受益者連続信託の事例、商事信託サイドから各スタンスによる専門家への提案等、会場からの質疑応答も含めながら盛りだくさんの内容にて開催します。
昨今会員の皆さまのヒアリングの中で、組織再編を絡めた事業承継・相続に関する民事信託の活用、その際の議決権と財産権の分離取り扱い、そこから派生する同族株主扱いの懸念と株価評価の問題など、スキームによって税務にも影響がでる事例もお聞きします。検討会では継続して事例中心に実務ノウハウの深堀を進めます。
■参考:JPBM|全国大会特設サイト|