経済産業省は6月22日にタイ・バンコクで、日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)におけるサービス産業のさらなる生産性向上をテーマに、第3回日・ASEAN新産業官民対話を開催する。昨年7月30日にマレーシア・クアラルンプールで開催した第2回に続くもの。
近年、ASEANはサービス経済化が進展、農業や製造業に加え、サービス産業は経済成長を支える原動力となっている。ASEANにとってサービス産業の生産性向上はさらなる経済成長に不可欠。一方、日本も名目GDP(国民総生産)600兆円達成に向け、サービス産業の生産性向上が重要な課題となっており、官民一体でさまざまな取り組みを進めている。第3回対話では日本・ASEAN双方のサービス関連企業、政府機関等プレゼンターがサービス政策、成功事例を紹介するとともに、パネルディスカッションで意見を交換する。これによりサービス生産性向上に係る日本とASEANの連携を図り、協力強化を目指す。
日本、ASEAN双方の産業界、政策担当者150人程度の出席を見込む。午前10時に開会式を行い、引き続き基調講演。昼食をはさみ、サービス産業、農業関連サービス、高度専門人材の利活用の順に論議していく。午後5時すぎに閉会予定。
■参考:経済産業省|「第3回日・ASEAN 新産業官民対話」を開催します~アジアにおけるサービス産業の更なる生産性向上を目指して~|
http://www.meti.go.jp/press/2016/05/20160526001/20160526001.html