経済産業省は、「中小企業の会計に関する基本要領」を活用して経営課題の可視化を実践するとともに、課題解決に向けた後押しとして、「『経営力向上』のヒント~中小企業のための『会計』活用の手引き~」を作成し発表した。本冊子は、「中小企業の会計を活用した経営の促進事業 会計活用事例集作成委員会」(委員長:河﨑照行甲南大学共通教育センター教授)において取りまとめられた。主な内容は以下のとおり。
【会計を活用する】〇資金繰りを安定させる〇業績を共有する〇部門長に業績責任をもってもらう〇先を読み、先手をうつ〇中長期戦略を全社で共有する【会計の活かし方】〈Level 1〉 資金繰りを安定させる〇現預金出納帳〇債権管理〇債務管理〇在庫管理〇売上目標〇3ヶ月資金繰り表〈Level2〉業績を共有する〇自計化〇発生主義への移行〇月次実地棚卸〇翌月10日までの月次決算〇実績検討会の開催〇全社予算管理〇資金計画管理〇〈Level3〉部門長に業績責任をもってもらう〇部門別業績管理〇商品別・得意先別売上管理〇現場の生産性管理〇現場のミス・ロス管理〈Level4〉先を読み、先手をうつ〇業務別KPI 管理〇先行利益・資金見込管理〈Level5〉中長期戦略を全社で共有する〇中期利益資金計画管理、他。
■参考:中小企業庁|「『経営力向上』のヒント~中小企業のための『会計』活用の手引き~」を作成しました|
http://www.chusho.meti.go.jp/zaimu/kaikei/2016/160510kaikei.htm