Weeklyコラム 本当の書き入れ時

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どんな商売にも「書き入れ時」というものがある。例えば、居酒屋や宴会場であれば年末年始の忘年会や新年会、宅配業であればお中元やお歳暮、引越し業であれば異動シーズンの春季、等である。また、仕事には一日単位・週単位・月単位で忙しいシーズン・曜日・時間帯等がある。飲食店のように昼食時と夕食時が忙しい業種もあるが、一般に一日単位であれば始業から昼頃までの午前中が忙しいものである。前日の残務を処理したり、外部と連絡を取ったり、営業マンが訪問して来たりと、瞬く間に過ぎる時間帯かもしれない。

注意したいのは、忙しい期間(時間帯)と書き入れ時は一致しないことである。こんな体験をしたことがあるだろう。「今日は朝から慌ただしかったなあ。昼休みも取れなかったよ」と。このような日は事後処理や突発的な仕事だけが多く、稼ぎは少なく、実質的な書き入れ時とは思えない。では、本当の書き入れ時はどのように呼び込むのか。仕事をする前に行う事前準備、例えば経営計画や斬新な企画を充分に練ることである。例えば、年末の忘年会需要を開拓する場合、接客サービスや忘年会サービスの販促企画等を充分に準備することが決め手になる。本当の書き入れ時は、前もって充分に準備することで獲得出来る。