農林水産省は、農業法人に対する投資の円滑化に関する特別措置法に基づき、いわぎん農業法人投資事業有限責任組合が申請した農業法人投資育成事業に関する計画を11日付で承認。また、同省と財務省は、日本政策金融公庫が認可申請した、同日付で承認された投資事業有限責任組合への出資を23日付で認可した。
いわぎん農業法人投資事業有限責任組合は、所在地が岩手県盛岡市、無限責任組合員(業務執行者)がいわぎん事業創造キャピタル株式会社。出資者は岩手銀行、いわぎん事業創造キャピタル社、日本公庫。事業実施期間は28年3月から42年12月まで。本政策に係る投資会社・投資組合としては15件目。日本公庫の出資を仰いだものとしては11件目となる。
農業法人投資育成事業に関する計画は、農業法人の株式等の取得等の事業(農業法人投資育成事業)を行う株式会社または投資事業有限責任組合が作成する。同計画が農林水産大臣の承認を受けると、日本公庫から出資を受けられるだけでなく、農地法の特例として農業生産法人の総議決権の2分の1未満まで投資することができる。農業法人投資育成事業を行う者が株式会社の場合は、農業協同組合法の特例として農事組合法人にも投資することができる。
■参考:農業水産省|農業法人投資育成事業に関する計画の承認及び株式会社日本政策金融公庫による出資の認可について|
http://www.maff.go.jp/j/press/keiei/kinyu/160324.html