不動産ストックビジネス事例集 方向性とポイント示す―国交省

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国土交通省は不動産ストックビジネス事例集を策定した。事例集は「箱の産業」から「場の産業」へ、不動産を核とした新たなサービス・付加価値の提供といった今後の不動産ストックビジネスの方向性を打ち出し、需要の掘り起こし、人材ネットワークの構築、資金調達の工夫といった不動産ストックビジネスの実践にあたっての取り組みのポイントを、先進事例を交えながら紹介している。

地域の不動産関連事業者が不動産ストックビジネスに取り組むにあたっては、地域の需要にどのように応えていくか、関係者とどのように連携を図っていくか、事業に必要な資金調達をどのように工夫するかなど、さまざまな課題がある。

紹介された先進的な取り組み事例は、地域の新たな需要の掘り起こしで丸順不動産(大阪市)や三好不動産(福岡市)、人材ネットワーの構築でメゾン青樹(東京都)の「ネットワークで作る住まいの場」や京町屋等継承ネット、資金調達手法の工夫で米子信用金庫の「サービス付き高齢者向け住宅の整備」やミュージックセキュリティーズ(大阪府河内長野市)の「あまみ温泉 南天苑ファンド」など全部で11ケース。

事例集は「不動産ストック再生・利用推進検討会議」が昨年7月から3回にわたって行った検討結果を踏まえてまとめた。

■参考:国土交通省|地域の不動産関連事業者向けの不動産ストックビジネス事例集を策定しました~不動産ストックビジネスの今後の方向性と取組のポイントをとりまとめ~|

http://www.mlit.go.jp/report/press/totikensangyo05_hh_000083.html