経済産業省が行った純粋持ち株会社実態調査によると、26年度(27年3月31日現在)の純粋持ち株会社は485社で、前年度に比べ7.3%増えた。売上高または営業収益は3兆2,369億円で、前年度を5.2%上回った。常時従業者数は2万5,695人で、前年度比3.9%増加した。
純粋持ち株会社をグループ全体としてみた場合の事業内容は、卸売業・小売業が109社と全体の23%を占め最多。次いで製造業95社(20%)、サービス業52社(11%)、金融業・保険業44社(9%)、建設業37社(8%)の順。これら上位5業種で70%を占める。
純粋持ち株会社の1企業当たりの子会社の保有状況は国内12.0社、海外7.2社、関連会社の保有状況は国内2.4社、海外1.4社。子会社・関連会社の保有は、資本金規模が大きいほど多くなる傾向がある。
純粋持ち株会社の売上高または営業収益について、継続企業(前年・当年の両方に回答のあった企業)でみると、3兆5,064億円、13.8%増となった。
純粋持ち株会社とは、他の会社の株式を所有することによって当該会社の活動を支配することを主たる事業とする企業。経産省による純粋持ち株会社の実態調査は今回の27年調査で3回目となる。
■参考:経済産業省|平成27年純粋持株会社実態調査をとりまとめました|
http://www.meti.go.jp/press/2015/03/20160310002/20160310002.html