全国イノベーション推進機関ネットワークはイノベーションネットアワード2016を開催し、第5回地域産業支援プログラム表彰と受賞者による講演を行った。当該アワードは、新事業・新産業の創出を目的とした全国各地の取組みを表彰し、更なる産業振興・活性化を目指して開催されている。
今回は、経済産業大臣賞「九州地域環境・リサイクル産業交流プラザ(K-RIP)」、文部科学大臣賞「北海道情報大学」、農林水産大臣賞「株式会社西条産業情報支援センター(SICS)」、同ネットワーク会長賞「地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター」等が選ばれた。
地方独立行政法人東京都立産業技術研究センターは、「MTEP(広域首都圏輸出製品技術支援センター)による中小企業向け海外展開支援サービス」で受賞。これは13機関公設試による共同運営という新たな広域連携体である。中小企業が海外展開する際の技術面の課題に対し、地域拠点による迅速な対応と連携による効率的な支援を実現した。ジェトロや商工会議所、金融機関といった他機関や、連携する地域外の企業からの相談も増加しており、今後は全国8地域ブロックで海外展開支援に取組んでいく。そのため、昨年10月に30機関が参加する委員会が発足された。
http://www.innovation-network.jp/recent/2016030700016/