飲食店人手不足非正社員7割超 正社員ではサービス業に集中

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帝国データバンクが発表した人手不足に対する企業動向調査結果によると、人手不足が深刻になっており、特に飲食店では非正規社員が7割超不足していることが明らかになった。また、正社員については、サービス業での不足が目立っている。同調査は7月、全国2万3176社を対象に実施、回答率は47.5%だった。

正社員について「不足」していると回答した企業は36.2%だった。それらを業種別に見ると、「放送」が72.3%、以下、「情報サービス」(60.6%)、「医薬品・日用雑貨品小売」(60.0%)」、「飲食料品小売」(53.4%)、「メンテナンス・警備・検査」(52.5%)、「飲食店」(52.3%)、「建設」(51.0%)となり、上位10業種中6業種をサービス業が占めた。非正社員について、最も人手が不足していると感じている業種は「飲食店」(71.8%)だった。以下、「飲食料品小売」(61.7%)、「娯楽サービス」(58.0%)、「繊維・繊維製品・服飾品小売」(50.0%)、「旅館・ホテル」(48.2%)などの順で、上位10業種中9業種がサービス業・小売業となった。

訪日外国人の増加や、それに伴うインバウンド消費も増加傾向にある中、消費者と接する機会の多い小売業やサービス業で人手不足が特に拡大している。

■参考:帝国データバンク|「飲食店」での人手不足、非正社員で7割超~正社員でも小売業やサービス業で人手不足強まる~|

http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p150807.html