Weeklyコラム 接客言葉は心を込めて

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A社長(生活雑貨店5店舗経営)が、面談において開口一番、「先日自分の店に行ったら、レジにいた店員が下を向いたまま、いらっしゃいませと言うのを聞いたよ」と嘆いた。こんな店員をお客様はどんな思いで見るだろうかと、A社長は心配していた。

一般に,7大接客用語には、「いらっしゃいませ」「毎度ありがとうございます」「かしこまりました」「少々お待ち下さいませ」「大変お待たせ致しました」「ありがとうございました」「またどうぞお越し下さいませ」がある(「申し訳ございません」等を入れる場合もある)。

相手を見ないで発する言葉は、無視されるか不信を抱かれるようだ。ポイントは、心を込めて実行することで、お客様を見て「笑顔」「声の大きさ・調子」「表情」「身なり・姿勢」等に留意することである。

例えば、笑顔のレベルは店舗特性により異なるが、要は機嫌良く穏やかな表情を向けることである(外国には、接客中の笑顔を不まじめと見る国もあるそうだが)。接客言葉を使っても、表情や態度が不機嫌であれば(店員の体調不良は要注意)お客様は不快に思う。身なりや姿勢が悪ければ、店舗に対する信頼性も低くなる。接客言葉はお客様とのコミュニケーションであり、お客様の言葉を丁寧に聞いて的確に対応したいものだ。