ITで攻め・守りの情報戦略 サーバによる情報共有を

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「ドキュメントができれば完成したも同然である」という考え方がある。建築物の施工図で建物が建てられるのと同様に、計画書類や資料ができれば、業務は予定通り進められる。業務の実施は、計画を重視することとその内容を共有することで効果を発揮する。しかし、計画内容を共有するには、以下のような難しい点がある。

業務が正しく計画されているか、全員が計画を周知しているか、情報はタイムリーに共有されているか、情報はいつでも参照できるかなどである。スピーディに計画を作成できることが有効な手法であるが、情報の使いやすさを高めて、運用環境の守りの戦略を強化しないといけない。小さな失敗さえも起こさない体制作りは、利益率を少しでも高めるために重要なことになる。

そこで、ITをうまく利用し、攻めの戦略と守りの戦略の双方で効果を発揮する情報共有を実現させる。基本はサーバに情報を蓄積する方法に尽きる。共有することを面倒と考えてメールでのやり取りに終始する方法は、守りが甘い。個人的な保管方法でのコミュニケーションは、無駄が多く発生しチェック機能が低下する。プロジェクト情報は、サーバで管理すべきである。IT環境をタイムリーに活用することがバランスの取れた攻めと守りの戦略だ。