Weeklyコラム 広告宣伝の新媒体

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先日、太平洋戦争の開戦と終戦を伝える各新聞を見たところ、大衆薬の広告が普段通りたくさん出ていて、どんな時にも大衆薬の宣伝は衰えないことに感心した。

ところで、広告活動の媒体や手段は時代とともに大きく変遷している。従来からある広告媒体には、新聞・テレビ・ラジオ・看板類・ネオン・折り込みチラシ・DM・ポスティング・中吊り・アドバルーン・電柱・電話帳等がある。しかし、現在は30年くらい前まで全く無かった(又は少なかった)媒体が相当ある。例えば、ネット広告・大型ビジョン・ファックス広告・定期路線バスの車体広告等である。また、従来は民間の広告掲載が許されなかったような、自治体・商工団体・学校等の広報誌にも有料広告が載るようになった。

広告宣伝には法令の各種規制があるが(内容や利用する媒体等)、将来廃れる媒体もあれば、新たに登場する媒体もあろう。パソコンや携帯を活用するネット関連広告(ウェブ広告)は益々盛んになるであろうが、地味で意外な媒体が盛んになる可能性も考えられる。

問題は、販売店や住宅会社等が同じ広告媒体を長年漫然と続けているような場合である。時々自社の商品特性や予算規模等を検討して、時流に合った新しい広告媒体を取り入れる創意工夫が求められる。