経済産業省はこのほど、「新・ダイバーシティ経営企業100選」の公募を開始した。
個々の人材が能力や特性を最大限に活かし、いきいきと働ける環境を整えることで、自由な発想が生まれ生産性向上と競争力強化につながる一連の流れを生み出しうるのが、ダイバーシティ経営と呼ばれるもの。平成24年度からの実施以来、これまでに応募・選定の少なかった分野である(1)長時間労働是正等の働き方改革(2)(女性の)職域拡大・役割の高度化(3)外国人の活躍推進、の3つを重点テーマに設定。大企業部門と中小企業部門に分けて、優れた取組を募集する。
評価の際には、以下の点からビジネス上の成果を上げていることが特に重視される。○イノベーション(業務の効率性・創造性の向上、新商品・サービス等の開発)○人材(人材の確保、離職率の低下、優秀な人材の獲得、社員のモチベーションの向上)○外的評価(顧客満足度の向上、顧客ロイヤリティの向上、信用力の補完)また、取組における実践性や革新性・先進性のほか、経営トップがダイバーシティ推進のプロセスに関わり、その状況を継続的にチェックしているかといった点も評価のポイントとなる。募集の締切は9月14日(水)で、来年2月に受賞企業が決定する予定。
■参考:経済産業省|「新・ダイバーシティ経営企業100選」を開始します~今年度、新たに重点テーマを設定しました~|
http://www.meti.go.jp/press/2015/07/20150714002/20150714002.html