昨今、マタハラ防止策を相次いで打ち出すなど、厚生労働省では育児や子育てと仕事の両立を図ろうとする動きを強めている。プラチナくるみんなどもその一環だ。
同省では、働きながら安心して子どもを産み育てることができる労働環境の整備促進を目的に、育児を積極的に行う男性=イクメン及び部下の育児と仕事の両立を支援する管理職=イクボスを表彰するイクメン企業アワード2015とイクボスアワード2015を実施する。模範となる企業や個人を表彰し、その取組をホームページや広報誌などで紹介し、ロールモデルとして普及させたい考えだ。
イクメン企業アワードでは、育児のために休暇を取得した男性従業員が1人以上いることや一般事業主行動計画を策定していることなどが必要となる。イクボスアワードでは、部下が育休取得や短時間勤務などを行っても、業務を滞り無く進めるために業務効率を上げ、自らも仕事と生活を充実させている管理職(男女不問)の存在が必要だ。
どちらの賞も7月31日までにイクメンプロジェクトホームページ(http://ikumen-project.jp /index.html)から応募書類をダウンロードして、メールまたは郵送で応募する。