Weeklyコラム 経営姿勢を重視する
現代人は腰痛に悩む人が大勢いる。一般的に根本的な治療は、筋力を高めるような訓練をしたりするが、日頃から姿勢を良くする心掛けをしたりすることが大切と言われる。姿勢を良くすることで、健康状態だけでなく、生活や仕事に対する意欲も高まるものだ。会社であれば、経営に対する姿勢を明確にして、社員全員が共通の姿勢を心掛けることが求められる。因みに、経営姿勢とは経営理念や社是等(事業の目的や目標)に近いが(会社により同意義に使っている場合もある)、経営理念を実現させる為のより具体的な経営方針と言える。
経営姿勢の内容を具体的に挙げると、第一に事業分野や事業展開地域等を中長期的に決定することであり、第二にそれらを実行する為の人事政策・商品開発や技術開発・品揃え政策・提携方針・経営システム開発(例;フランチャイズチェーン構築やネット販売)等の方針を明示することである。
例えば、技術開発であれば社員のアイデア・改善案を積極的に採用したり、意欲ある社員の配置を適材適所で進めたりする姿勢を採用することである。経営姿勢を重視することは、人の体と同様に会社の各職務機能の骨組み・耐久性や市場競争力を充実させて、社会への貢献と社員の豊かな生活を保障するものである。