国税庁は、令和7年度税制改正に伴う所得税の基礎控除等の見直しについて、詳細を解説する特設サイトを開設しました。本サイトでは、改正の概要や源泉徴収事務に関する情報が掲載されており、会員の皆様の実務にお役立ていただけます。
【改正の概要】(1)基礎控除の見直し:合計所得金額に応じて基礎控除額が改正され、最大95万円~最小58万円に(2)給与所得控除の見直し:給与所得控除の最低保障額が55万円から65万円に引き上げ(3)特定親族特別控除の創設:特定の親族を有する場合、最大63万円の控除が新設(4)扶養親族等の所得要件の改正:扶養控除等の対象となる親族の所得要件が改正
【年末調整における留意事項】令和7年12月に行う年末調整では、改正後の基礎控除額や給与所得控除額等に基づいて計算を行う必要があります。また、特定親族特別控除を適用する場合は、従業員から「給与所得者の特定親族特別控除申告書」の提出を受ける必要があります。
【各種様式の変更】改正に伴い、年末調整関係書類の様式が変更される予定です。新様式は令和7年6月末頃に発表予定です。【よくある質問(FAQ)】改正内容に関するFAQが令和7年5月末頃に掲載予定です。詳細は、国税庁特設サイトをご参照ください。
■参考:国税庁|令和7年度税制改正による所得税の基礎控除の見直し等について|
https://www.nta.go.jp/users/gensen/2025kiso/index.htm