経済産業省等は現在、「日本スタートアップ大賞2025」の募集を行っている。この募集制度は、次世代のロールモデルとなるような影響力のある新事業を創出した起業家やスタートアップを表彰するもの。起業に挑戦することの重要性を広く浸透させ、起業家の社会的評価を高め、社会全体の起業意識を高揚させることを目的としている。
報道によると、直近のスタートアップ向け投資額は約8,000億円に上り、10年前と比較して約10倍に拡大しているという。また、足元では数十億円規模の資金調達も珍しいことではなくなってきている。IPO企業数も増え、近年では年間約100社がIPOを行い、そのうち約70%が新興市場に上場しているが、小型IPO企業が主流のため、その後十分な資金を調達できず、成長が停滞する企業も多くみられるという。政府は、これまでの経済社会の制度・慣行、組織体質の変革を含め、スタートアップが迅速かつ大きく育つ環境を整備することが急務としている。
募集は2月12日まで。自薦・他薦とも可能。それぞれの関係省庁より有識者等から成る審査委員会が審査し、3月に受賞者の決定が行われる。応募者には積極的な挑戦が期待されている。
■参考:経済産業省|「日本スタートアップ大賞2025」の募集を開始します!~起業家やスタートアップを表彰します~|
https://www.meti.go.jp/policy/newbusiness/nsa2025.html