11月は「ねんきん月間」 高齢期の就労や生活想う機会に

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厚生労働省・日本年金機構は、平成26年から毎年11月30日(いいみらい)を「年金の日」と設定、賛同団体等と協働して「ねんきんネット」等を利用した年金記録や年金受給見込額の確認等を呼びかけている。今年の11月30日は土曜日だが、この日は全国の年金事務所を開所し、年金相談が実施される予定だ。11月を「ねんきん月間」として、国民の年金制度に対する理解を促進するため、公的年金制度の普及・啓発活動を行う。

「ねんきんネット」は、年金記録の確認や将来の年金額の試算、電子版「ねんきん定期便」の閲覧や受給に関する各種通知書の確認、持ち主不明の年金記録の検索等の機能を利用できるサービスだ。マイナポータル等から簡単に利用登録ができ、利用者数は昨年10月に1,000万人に到達した。受給開始年齢による年金額の変動も確認できるので、いつまでどのような勤務形態で働くか検討するのにも役立つ。

公的年金には生涯受給可能というメリットがある一方、ゆとりある老後を送るには年金収入のみでは不十分とも言われる。定年後も働けるスキルを身に着けておくことに越したことはない。年金記録の確認は、現実に即した老後の計画、高齢期の生活設計を考える良い機会となるだろう。

■参考:厚生労働省|「年金の日」・「ねんきん月間」のお知らせ~11月30日は「年金の日」・ 11月は「ねんきん月間」です ~|

https://www.mhlw.go.jp/stf/nenkinnohi2024_00001.html