帝国データバンクは「猛暑に関する企業の動向」について緊急調査を実施、その結果を発表した。それによると、猛暑で売り上げが伸びた商品・サービスがある企業は10社に1社で、売り上げが伸びた商品・サービスは「エアコン・空調関連」が最も多く、「食品関連」も好調。同調査は2024年8月7日から13日までインターネットで実施、有効回答企業数は1572社。
自社が手がける商品・サービスの中で、猛暑をきっかけに売り上げが伸びたものはあるか尋ねたところ、「ある」は11.4%だった。業界別に売り上げが伸びた商品・サービスが「ある」企業の割合を見ると、小売が30.5%で最も多い。次いで卸売が20.1%で続いている。売り上げが伸びた具体的な商品・サービスは、エアコン販売や空調設備工事などを含む「エアコン・空調関連」が最も多く、清涼飲料水やアイスクリームの包装資材などの「食品関連」も売り上げを伸ばした。
約9割の企業が猛暑対策を実施しており、「健康状態の把握」(47.9%)がトップ。以下、「水分・塩分補給品や冷却商品の支給」(46.1%)、「クールビズの実践(制服や作業服の変更などを含む)」(44.0%)、「扇風機やサーキュレーターの活用」(43.3%)が続く。
■参考:帝国データバンク|<緊急調査>猛暑に関する企業の動向アンケート|
https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p240809.html