新紙幣、3社に1社プラス影響 企業の規模別で差

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帝国データバンクは、「新紙幣の発行に伴う影響アンケート調査」結果を発表した。それによると、7月3日から始まった新紙幣の発行は、日本経済にどのような影響があると思うか尋ねたところ、「プラスの影響」が35.1%で最も多かった。

「マイナスの影響」は14.3%、「影響なし」は32.5%だった。プラスの影響を企業の規模別で見ると、大企業では45.0%だったのに対し、小規模企業では27.5%と20ポイント近い差があった。同調査は7月5日から10日までインターネットで実施し、1003社から回答を得た。

日本経済への具体的な影響としては、機種入れ替えやシステム改修など「企業の費用負担の増加」が55.5%で最多。以下、「特需による企業の売り上げ拡大」(37.3%)、「肖像の人物ゆかりの地・企業の活性化(イベントなど)」(35.6%)、「キャッシュレス化の後押し」(31.6%)、「偽札被害の減少」(30.7%)、「企業における業務の混乱(機種の納品の遅れによる手間の増加など)」(23.7%)、「詐欺被害の増加」(22.2%)、「タンス預金の取り崩しによる消費拡大」(20.6%)、「企業や個人のマインドの変化」(19.1%)などが続く。

■参考:帝国データバンク|新紙幣発行にともなう影響アンケート|

https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p240711.html