観光DX推進へ優良事例集作成 志賀高原や箱根町など紹介

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観光庁は観光地域づくり法人(DMO)や自治体・観光事業者など地域の観光DX推進を担う人たち向けに、DX活用の方向性や国内外の優良事例、短期的に取り組みやすい施策等を掲載した「観光分野のDX推進に向けた優良事例集~地域一体で進める観光DX~」を作成した。

優良事例集は(1)旅行者の利便性向上・周遊促進(2)観光産業の生産性向上(3)観光地経営の高度化―をテーマに取り上げてその概要を説明、多くのケースを紹介している。

(1)では優良事例として、観光協会のウェブサイトに宿泊・飲食・観光商品の直販機能を備え、個別旅行者の取引データをマーケティングに活用した結果、直販売上・利益確保、マーケティングによる誘客促進につなげた長野県山ノ内町(志賀高原)を挙げている。公式ウェブサイトでのシーズン直販売上高(2022年10月~23年3月)は5388万円に達したとしている。また、交通機関・渋滞・駐車場の満空情報をリアルタイムで可視化し、最適な周遊ルートと観光資源を表示・推奨するデジタルマップを導入、旅行者の行動変容につなげてオーバーツーリズムの未然防止・抑制と消費拡大を両立させた神奈川県箱根町を紹介。海外では、スペイン・バルセロナや中国・雲南省も取り上げている。

■参考:観光庁|「観光分野のDX推進に向けた優良事例集 ~地域一体で進める観光DX~」を作成いたしました|

https://www.mlit.go.jp/kankocho/page04_000281.html