人材、デジタル等3テーマ議論 同友会が日ASEAN会議報告

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経済同友会は、2023年11月にシンガポールで開かれた第49回日本・ASEAN経営者会議での成果などに関する報告書をこのほど公表した。今回の会議では23年日・ASEAN友好協力50周年を期して、日本政府が提示した「日・ASEANによる経済価値の共創」というパートナーシップの将来ビジョンを踏まえたもの。

各国が直面する共通課題として(1)グリーン(カーボンニュートラルとアジアの現実)(2)デジタル(データ、デジタル活用による観光振興)(3)人材(日・ASEANによる人材育成・環流の促進)に焦点を当ててプログラムを構成、各国経済界の「生の声」を持ち帰り、実践・行動につながる議論を行った。

会議で取り上げた3つのテーマのうち「人材」については、経済同友会が議論を主導。「日ASEAN人材プラットフォーム」という青写真を示し、日・ASEANの若者がともにアジアの社会課題に向き合い、その解決や社会変革に取り組む契機としてイノベーション・キャンプ形式のコアプログラムを立ち上げことや、そのプログラムを中核に産官学の多様なステークホルダーによるマッチング、人材の国境を越えた環流を促すプラットフォームを発展させることを提案したとしている。

■参考:経済同友会|第49回日本・ASEAN経営者会議 報告書 価値共創時代の日・ASEAN の共通課題~グリーン、デジタル、人材~|

https://www.doyukai.or.jp/policyproposals/articles/2023/240227.html