デフレからの完全脱却目指す 総合経済対策を閣議決定―政府

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政府は「デフレ完全脱却のための総合経済対策~日本経済の新たなステージにむけて~」を閣議決定した。その後首相官邸で開かれた経済財政諮問会議(議長・岸田文雄首相)で取り上げられ、議論された。

今回の総合経済対策は、日本経済を熱量溢れる新しい経済ステージへ移行させることを目的としたスタートダッシュを図るためのもので、足元の物価高から国民生活・事業活動を守る対策に万全を期すととともに、供給力強化のため、GX・DXなどへの投資促進やスタートアップ支援に取り組む。

総合経済対策は「物価高から国民生活を守る」として所得税・個人住民税の定額減税(納税者及び配偶者を含む扶養家族1人につき令和6年分の所得税3万円、個人住民税1万円の減税)を行うとともに、低所得世帯への支援(重点支援地方交付金の低所得世帯支援枠に1世帯当たり7万円を追

加し、住民税非課税世帯1世帯当たり合計10万円を目安に支援する)を実施する。

また「成長力の強化・高度化に資する国内投資を促進する」として、教育DXフロンティア戦略の推進などを目指し、都道府県に基金を設置して1人1台端末を計画的に更新するとともに、生成AI等の利活用の可能性を含め、個別最適な学びをサポートする仕組の構築に向けた検討を加速する。

■参考:内閣府|「デフレ完全脱却のための総合経済対策」について (令和5年11⽉2⽇ 閣議決定)|

https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2023/1106/agenda.html