独立行政法人中小企業基盤整備機構は、スタートアップ(革新的なビジネスで短期成長を目指す企業)の成長加速化を支援するアクセラレーション事業「FASTAR」の2023年度支援先企業の公募(第10期)を開始した。公募の締め切りは10月31日。書類や面談による審査を経て24年1月に採択結果を通知、その後順次支援を始めることにしている。
具体的な支援方法について中小機構は、(1)中小機構の専門家が専任パートナーとして事業戦略や経営課題解決のためメンタリング(指導する企業の社員と指導される企業の社員が一対一で対話し、社会生活や心理的ケアをしながら成長を支援する人材育成手法)を約1年間継続的に行い、事業計画のブラッシュアップを伴走支援する(2)セミナーの開催によりスタートアップの成長に必要な知識を提供する(3)中小機構の支援メニューを活用して実証実験やテストマーケティング(新商品・サービス提供前の試験的な販売)のパートナー探索―などがあるとしている。
中小機構は応募条件として創業から原則5年以内か創業前であること、事業ステージがシード(立ち上げの初期段階)~アーリー(市場での立ち位置を確立するための重要な段階)のスタートアップであることなどを挙げた。
■参考:中小企業基盤整備機構|全国のスタートアップにおける成長加速化を支援~2023 年度アクセラレーション事業「FASTAR」公募(第10期)を開始|
https://www.smrj.go.jp/org/info/press/2023/ool3bn000000oloj-att/20231002_press01.pdf