製造業海外現地法人調査 アジア落ち込むも北米等堅調

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経済産業省では、製造業海外現地法人の海外事業活動に関する調査を四半期ごとに実施しているが、今回2023年4月から6月期の調査結果を取りまとめ発表した。

売上高(全地域合計)は、前年同期比3.0%と3期ぶりの増加となった。地域別にみると、構成比の高いアジア(構成比46.8%)は、中国の輸送機械などの減少により、前年同期比-6.0%と3期連続の減少、北米(同31.9%)は、輸送機械などの増加により、同16.6%と4期連続の増加、欧州(同11.6%)は同7.0%と2期連続の増加となった。

設備投資額は、全体で前年同期比-12.3%と5期ぶりの減少で、電気機械などが増加したものの、輸送機械などが減少となった。地域別には、アジアが前年同期比-7.7%と4期ぶりの減少となり、北米も同-25.6%と2期連続の減少だったが、欧州は9.7%と5期ぶりの増加となった。従業者数は、前年同期比-1.0%と3期連続の減少となった。輸送機械などは増加したものの、電気機械、はん用等機械などが減少となった。地域別には、アジアは、前年同期比-2.9%と3期連続の減少となったが、北米は、同4.4%と6期連続の増加、欧州は、同0.3%と2期連続の増加となった。

■参考:経済産業省|海外現地法人四半期調査(2023年4月から6月期)の結果を取りまとめました|

https://www.meti.go.jp/press/2023/09/20230927004/20230927004.html