高年齢者活躍企業コンテスト 優れた取組みの26社が表彰

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厚生労働省では高年齢者雇用の重要性について国民や企業の理解の促進と意欲ある高年齢者がその能力を十分に発揮して働き続けられる職場づくりをすすめるために「高年齢者活躍企業コンテスト」を実施している。少子化に伴う労働力人口減少への対応策として、高年齢者の活用は重要な経営課題と言えるだろう。

今年度の同コンテストの応募は63編(前年度101編)と前年度から大幅に減少したが、それでも独自の取組みを高く評価された企業から、厚生労働大臣表彰として最優秀賞1社、優秀賞2社、特別賞2社を選定した。そのほか、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長表彰として優秀賞6社、特別賞15社が選ばれている。

最優秀賞に選ばれたのは島根県大田市の法人だ。同社の定年は66歳。一定の条件を満たした場合は、70歳まで再雇用する。さらに一定の条件の下、75歳まで継続雇用を行い、75歳以降も同様に一定の条件の下、年齢の定めなく継続雇用を行っている。なお、同社における現在の最高年齢者は72歳だ。同社では、社員の高齢化に伴う負担を考慮した職務転換を可能にする、定年後も人事評価制度を実施するなどして、働く高年齢者のモチベーション向上に繋げている。

■参考:厚生労働省|令和5年度 高年齢者活躍企業コンテスト入賞企業一覧|

https://www.jeed.go.jp/elderly/activity/activity02.html